マンションのリフォームにはさまざまな種類がありますが、室内を全面的に改修する「フルリフォーム」や「リノベーション」は、解体や設備工事など大掛かりな内容が伴うだけに、まとまった期間を必要とします。
日々の生活や仕事、お子様の進学などを考慮して、あらかじめフルリフォームやリノベーションにかかる期間や流れを把握しておきたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、マンションのフルリフォームにかかる期間と工事の流れを詳しく紹介します。フルリフォームをスムーズに進めるために大切なポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
マンションのフルリフォームにかかる期間目安
マンションのフルリフォームにかかる期間は、建物構造や環境、施工面積や内装仕様などによっても異なりますが、着工から完成まで1~3ヶ月程度が目安です。
一方、戸建てのリフォームでは屋根や外壁、窓などの改修があるためマンションよりも1~2ヶ月ほど工期が長くなります。
戸建てよりもタイトなスケジュールでフルリフォームが実現できるマンションですが、管理組合への申請など独自の準備期間もあるので注意が必要です。一般的に管理組合の許可は着工の2~3週間前までに得る必要があり、その後1週間~10日前までに他世帯へのお知らせを行うといった決まりがあります。
リフォームを検討し始めた段階で管理組合の規定を確認し、プラン打合せと並行しながら申請作業をすることで、時間をムダにすることなく準備を円滑に進められるでしょう。
マンションにおけるフルリフォームの流れ
ここからは、マンションでフルリフォームを実施する際の流れを詳しく解説していきます。
リフォーム内容の検討
まずは、リフォームの内容を具体的に検討していきます。
家族で話し合いながら、理想の住まいのイメージや現状の悩みなどを明らかにしていきましょう。壁紙の色や床材の種類といった細かな内容ではなく、「家事のしやすい動線にしたい」「子供部屋を確保したい」「北欧風のインテリアにしたい」といった大まかな方向性を決めることが重要です。
情報集め・相談・現地調査
ある程度リフォームの方向性が決まったら、リフォーム会社選びを開始します。
初めから1社に絞り込むのではなく、3~5社程度へ見積依頼をするのがおすすめ。工事費用やプラン提案力、対応の丁寧さ・迅速さなどを比較することができます。
相談と現地調査を1社ごとに行うため大変な作業ではありますが、その後の満足度を大きく左右する大切なポイントです。
プランニング・見積り
依頼するリフォーム会社を決定したら、具体的なプランについて打合せを進めます。
当初決めたリフォームの方向性とずれていないか、予算内に収まっているかを、いま一度確認しましょう。
マンションの管理組合への相談・申請もこの期間に進めていきます。工事契約
リフォーム項目や見積金額に不足が無ければ、リフォーム会社と「工事請負契約」を結びます。
契約前には、万一追加費用が発生した場合の負担方法や、入居後に瑕疵(施工ミス)が発覚した場合のフォローなどもしっかりと確認しておきましょう。
着工(解体)
マンションのフルリフォームでは、着工後すぐに内装の解体に着手します。
構造だけの状態にするスケルトンリフォームを実施する際は、床・壁・天井に加え、使用しない設備機器やライフラインの配管・配線もすべて取り払います。設備配管・配線工事
給排水管や電線、ガス管などを新しい間取りに応じた箇所に設置していきます。
大きく位置が変わらない場合は既存の配管・配線を再利用するケースもありますが、汚れが蓄積しやすい排水管はこの機に交換するのがおすすめです。
下地・造作工事
設備工事が終了したら、次は大工工事です。床・壁・天井の下地や扉枠を取り付けていきます。
フローリングなどの床材、造作家具は下地工事が終わり次第施工します。内装工事
仕上がった下地にクロスを貼ったり、クッションフロアやタイルなどを張ったりしていきます。
室内に彩りが加わり、一気に完成イメージが見えていくタイミングです。
設備機器取り付け
キッチンや洗面台、トイレなど住宅設備機器の取り付けを行っていきます。ただし、ユニットバスは洗面所の壁が仕上がる前のタイミングで先行して設置します。
扉・照明器具付け
工事の最終段階では、一枚ずつ調整を行った扉を各部屋に吊り込んでいきます。
照明器具やスイッチプレートも仕上げ工事の最後に設置します。完成・引き渡し
完成クリーニングで工事中のホコリや屑をスッキリきれいにしたら、ついに引き渡しです!
担当者から設備機器の使い方や保証などの説明と、鍵の引き渡しが行われます。フルリフォームをスムーズに進めるポイント
リフォームの目的と内容を整理しておく
具体的なプラン検討を始める前に、リフォームの目的と内容を整理しておくことはとても大切です。
フルリフォームでは決定すべき項目が無数にあります。打ち合わせに追われているうちに、当初の方向性を見失い、結局こだわりや理想を実現できなかったという結果になることも少なくありません。
理想の項目に優先順位をつけ、目的を明確にしておきましょう。
自分の希望にあった住まいを叶えるためには、リフォーム会社やリノベーション会社に相談し、最適なプラン・工事を検討しましょう。マンションリフォーム・マンションリノベに特化した会社を選ぶ
リフォームを依頼できる会社は、工務店やハウスメーカー、水回り設備業者などさまざまですが、マンションリフォームやマンションリノベーションに特化した会社を選びましょう。
実績豊富なリフォーム会社であれば、マンションに適したプランニングが可能になるだけでなく、管理組合とのやり取りや近隣配慮などもスムーズに対応できます。
さらに、設計から施工までワンストップで実施できる会社であれば、担当者がその都度変わることなく要望が細かい部分まで反映されやすくなります。仮住まい計画を早めに立てる
すでにお住まいのマンションをフルリフォームやリノベーションする場合は、早めに仮住まいの計画を立てることが大切です。
仮住まい先の候補はホテルやウィークリーマンションなどが挙げられますが、ファミリー向けの部屋はなかなか見つけにくい現状があります。場合によっては仮住まい先として2部屋借りる必要性が生じることもあるでしょう。リフォーム完成から逆算した仮住まい契約のタイミング、実際にかかる費用などを具体的に検討しておくことで、余裕を持ってリフォームに臨むことができます。首都圏マンションのフルリフォーム・リノベーションは「RenoPlaza」へ
マンションのフルリフォームやリノベーションを実施した際には、着工から完成まで1~3ヶ月程度の期間が見込まれます。マンションの場合は管理組合への申請などの準備期間が必要なため、リフォーム会社と相談しながら円滑に計画を進めていきましょう。
60年以上にわたり住宅向け建装材を提供してきたTOPPANが展開するリノベーションサービス「RenoPlaza」では、国内外のインテリア・セレクトショップと連携し、上質な一点ものの住まいを実現します。
RenoPlazaは、設計・見積り・施工管理をすべて事業部内のメンバーがワンストップで実施。同一の担当者が、プランニングからお引き渡しまで責任をもって担当します。
まずは弊社お問合せフォームにて、お気軽にご相談ください。
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